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2006年1月17日 (火)

いつまでも胸に残る温かい心

…阪神大震災…
当時(今お店があるこの建物も1階が、オフィスでその上はマンション)マンションも1階が全壊で、幸いな事に怪我された方が無く、みなさんはすぐに避難されました。
数日後に奈良からバイクに乗り一人の女子大学生が、私達の所へ手作りのお弁当を作り何時間もかけて尋ねてくださる。
自宅とマンションは離れている為、私はマンションに住んでいらした方とは、面識がなかったのです。それなのに大きなバイクに華奢な彼女はヘルメットをかぶり、心の温かさがお弁当まで温かく感じられる。気丈に振舞う私も思わず涙がでました。


それからも多くの方が炊きだしや、差し入れに来て下さった。
ある日、知り合いの男性(ファッション関係の方)が、女性とお見舞いに来て下さる。
その女性は、黒の毛皮を着て、赤のマニキュアの爪、私は顔を見ることが出来なかった。
いろんな人間模様を目の当たりにしながらも、余震が続くなか崩れかけた家から食料品や衣料品を何度も持ち出しました。

そして車の中で過ごした三週間の記憶は、今だに鮮明に心に残っています。
こうして震災の記憶を文章にしたのは初めてですが、多くの方がそれぞれに葛藤の日々を送られたと思います。

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